ファーガソン銃撃、警察が現場の映像を公開

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撃たれた少年の家族は警察の主張に反論

ミズーリ州ファーガソン(CNN) 米ミズーリ州セントルイス郡のファーガソンで開かれた黒人少年の追悼集会で、発砲したとされる少年が警官に撃たれ重体となった経緯をめぐり、郡警察は11日、現場の防犯カメラがとらえた映像を公開した。

重体に陥っているのはタイロン・ハリスさん(18)。映像では群衆が逃げ惑うなか、白いTシャツを着た男が銃を振り回しながら前進している。警察は、この人物が撃たれたハリスさんだと述べている。

警察は、ハリスさんが警官らに向かって繰り返し発砲したため、警官らが反撃したと主張する。

これに対し、ハリスさんの父はCNN系列局とのインタビューで、「一緒にいた友人たち同士が口論となり、撃ち合いを始めたと聞いている。息子は運悪く居合わせただけだ」と語った。

ハリスさんのおばも、本人が銃を持っていたとの情報を否定している。

一方、当時ハリスさんのすぐ隣にいたという18歳の少年はCNNに、ハリスさんが発砲して警官が撃ち返すのを見たと話した。

ファーガソンでは10日夜もデモ隊が暴徒化し、警官らに石や瓶を投げ付けた。警察によると、同日深夜から11日早朝にかけて23人前後の逮捕者が出た。

また郡当局は10日、1年前の少年射殺事件の直後、現場近くで一時的に拘束された米紙ワシントン・ポストとハフィントン・ポストの記者を、公務執行妨害などの罪で起訴した。両紙は「言論の自由に反する」「記者を暴力的に拘束した警察側の罪を問うべき」と反発している。

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