高温の車内で乳児死亡、祖父母が置き忘れ 米ジョージア州
(CNN) 米ジョージア州北西部のウォーカー郡で5日、祖父母に忘れられて高温の車内に放置された生後11カ月の男児が死亡した。
郡保安官によると、男児の母親は夜勤で働いているため、昼間に睡眠を取る間、祖父母が子守を引き受けていた。
祖父母は別の娘や孫とともに男児を連れて教会へ行き、帰宅した際に男児だけを車内に放置。約2時間後に母親が目覚めて男児の居場所を尋ねるまで、そのまま忘れていたという。
男児が放置されたのは午後3時頃で、気温は32度に達していた。保安官によれば、車内の温度はわずか15分ほどで55~78度まで上昇したとみられる。
母親に続いて駆けつけた救急隊員らが蘇生を試みたが、男児は病院で死亡が確認された。
保安官事務所が事情を詳しく調べている。
米サンノゼ州立大学のまとめによると、米国内で高温の車内に放置され死亡した子どもは、今年だけで19人に達した。
ジョージア州では昨年、父親の勤務先に連れて行かれた1歳10カ月の男児が、車内のチャイルドシートで終日放置された末に死亡した。父親は殺人罪に問われたが、無罪を主張している。