マリフアナの使用率は9.5%、10年で倍増 米
(CNN) 米国で2012~13年にかけてマリフアナを使った人が10年前に比べて倍増し、10%に迫っていることが23日までに分かった。米国立アルコール乱用・依存症研究所の委託で実施した調査結果が米医師会の月刊誌に発表された。
調査は18歳以上の米国人約3万6000人を対象に実施。回答者の9.5%が過去1年の間にマリフアナを使ったことがあると答え、2001~02年調査の4.1%に比べて倍以上に増えた。
使用者の増加に伴い、「マリフアナ使用障害」の症例数も増えている。ただ、依存症や乱用の症状がある使用者は、01~13年の間に35.6%から30.6%へと減った。
米国ではマリフアナ使用に対する姿勢や法規制が変わりつつある。現在23州が医療目的のマリフアナ使用を認め、このうち4州は娯楽目的の使用も認めている。
研究チームでは「マリフアナに関する法律や姿勢の変化を前提として、政策立案者や専門家や一般に対し、マリフアナ使用が悪影響を及ぼす可能性についてバランスの取れた情報提供を行っていく必要がある」と指摘した。