米加州銃乱射事件の容疑者、3年前にもテロを計画か
一方マリク容疑者については、出身国のパキスタンにさかのぼって捜査が進められている。マリク容疑者は同国中部で育ち、大学で薬学を専攻。14年春に渡米してファルーク容疑者と結婚した。
それまで暮らしていた街ムルタンでは、パキスタン情報当局が同容疑者の父親が所有する家を捜索し、宗教教育の本やイスラム教の聖典コーランのCD、さまざまな文書などを押収した。
マリク容疑者は渡米前、イスラム団体が主催するコーランの講座を途中まで受講していた。同団体によれば、マリク容疑者が過激思想に傾倒していた様子は全くみられなかったという。
捜査当局者らが8日に語ったところによると、事件に使われた銃2丁は、かつてファルーク容疑者の近くに住んでいた男性が11年と12年、同容疑者に代わって購入し、正式な譲渡手続きを取らないまま本人に渡していた。この男性は捜査に協力しているが、事件には直接関与していなかったとみられる。