米加州銃乱射事件の容疑者、3年前にもテロを計画か
(CNN) 米カリフォルニア州サンバーナディノで起きた銃乱射事件の実行犯2人のうちの1人、サイード・ファルーク容疑者は、2012年にもテロ攻撃を計画していた可能性があることが分かった。米当局者2人が8日、CNNに語った。
当局者の1人によると、ファルーク容疑者は12年に別の人物と共謀し、カリフォルニア州内のある標的を狙った攻撃を検討していた。しかし当時、周辺の地域でテロ関連の逮捕が相次いだことから、「怖くなって」実行をとりやめたという。
当局は実行犯のファルーク容疑者、妻のタシュフィーン・マリク容疑者の背景と、犯行の資金や計画に手を貸した人物がいたかどうかなどについて、詳しく調べている。
複数の捜査当局者が8日、CNNに語ったところによると、ファルーク容疑者は先月、銀行からローンで2万8500ドル(約350万円)を借り入れていたことが分かった。
このうち約半分の資金は事件前約2週間のうちに母親に渡し、残る半分は日用品の購入などに使っていた。犯行のために外部から資金援助を受けた形跡は見つからなかった。