米ロスの学校、あす再開へ 脅迫メールに「信憑性なし」
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスで15日、複数の学校を狙ったとする脅迫メールが届き学校が休校となった件で、ロサンゼルス統一学区のトップは、16日から学校を再開できるとの見通しを示した。
ロサンゼルス統一学区は児童や生徒ら計70万人近くが通う。スティーブ・ジマー学区長は記者団に対し「学校は安全で、ロサンゼルス統一学区内の学校を明日朝に再開可能と考えている」と語った。
ロサンゼルス市のエリック・ガーセッティ市長も、連邦捜査局(FBI)が同市内の学校に対する脅迫は信ぴょう性がないと断定したと明らかにした。「犯罪級のいたずらか、多くの都市のぜい弱性を試したのか、断定するには情報が少ない。ただ、明日、子どもたちが学校に戻っても安全だということはわかった」と語った。
一方、同じような脅迫メールが届いたニューヨークの学区では、学校は休校にならなかった。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は、今回のようなケースでは過剰に反応しないことが重要だと強調。学校を閉鎖すれば国に損害を与えることになると指摘した。