アフガンで拘束5年の米兵、軍法会議に 終身刑の可能性も
ワシントン(CNN) 2009年にアフガニスタンで反政府勢力タリバーンに拘束され、昨年解放された米陸軍のボウ・バーグダル軍曹について、米陸軍総軍司令官のロバート・エイブラムス大将は14日、軍法会議にかけることを命じた。
エイブラムス大将によると、バーグダル軍曹は敵前での不正行為により、米軍部隊などを危険にさらした罪に問われる。有罪となった場合は終身刑を言い渡される可能性もある。
バーグダル軍曹は09年6月、派遣先のアフガニスタンで基地から姿を消し、昨年5月に解放されるまでタリバーンに拘束されていた。
米国は解放と引き換えに、拘束していたタリバーンのメンバー5人の釈放に応じた。同軍曹の失踪後に捜索、救助などを目的とした作戦で米兵6人が死亡している。
バーグダル軍曹はもともと自身の意思で脱走したとの疑惑もあったが、陸軍の調査で初期段階の聴取を担当した中佐は10月、禁錮刑には相当しないとの見解を示していた。