ロスの学校、脅迫メールで70万人休校 NYは「いたずら」と判断
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスで15日、複数の学校を狙ったとする脅迫メールが届き、ロサンゼルス統一学区は児童生徒計70万人が通う区内の学校を休校とする措置を取った。これまでのところ、学校内で爆弾などは見つかっていない。
一方、同じような脅迫メールが届いたニューヨークの学区では、学校は休校にならなかった。
ロサンゼルス警察や同学区の関係者によると、脅迫メールは同日早朝、学区の委員数人宛てに届いた。爆弾やライフル銃、ピストルなどに言及する内容だったという。
学校に対する脅迫はそれほど珍しくはないものの、カリフォルニア州サンバーナディノやフランスのパリで相次いだテロ事件で不安が高まっていたこともあり、同学区は休校に踏み切った。
同学区は区内の学校などの施設900カ所を捜索するよう当局に要請。16日に授業を再開するかどうかはこれから決める方針だが、安全が確認されない限り再開はしないとしている。
ロサンゼルス統一学区の学校には幼稚園児から高校生まで65万人以上が通っているほか、成人25万人を対象とする教育課程もある。
休校が決まったのは現地時間の午前7時15分ごろだった。その時点で既に登校していたり通学途中だったりした生徒や教員もいて、学校側は生徒を帰宅させたり迎えが来るまで待機させるなどの対応に追われた。