ロスの学校、脅迫メールで70万人休校 NYは「いたずら」と判断
一方、ニューヨーク市警によれば、同市の学区に対してもロサンゼルスに届いたのとほぼ同一内容の脅迫メールが届いた。同学区では区内の1800校に110万人の児童や生徒が通っている。
ニューヨーク市警では、このメールは「いたずら」であり、信ぴょう性はないと判断。メールの出所は海外で、イスラム過激派とは無関係との見方を示した。
米連邦捜査局(FBI)はニューヨークやロサンゼルスの警察と連携して捜査に当たっている。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は、今回のようなケースでは過剰に反応しないことが重要だと強調。学校を閉鎖すれば国に損害を与えることになると指摘した。
下院情報委員会委員のアダム・シフ議員によると、これまでの捜査の結果、問題のメールは「大都市の学区を混乱させることを狙ったいたずらか何かだった」との見方が強まっているという。
一方、ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長はサンバーナディノの事件を引き合いに、「我々子どもを持つ者は誰もが、十分に慎重な姿勢を評価する」と述べ、学校区の判断を支持した。