共和第3戦、トランプ氏がSC州で勝利へ NH州に続き
(CNN) 米大統領選の候補者指名争いは20日、共和党が南部サウスカロライナ州で予備選を開催し、CNNの予測では、実業家のドナルド・トランプ氏が勝利確実となった。
サウスカロライナの共和党予備選は、現地時間午後7時(日本時間21日午前9時)に投票が締め切られた。CNNが19日に実施した最新の世論調査では、実業家トランプ氏が支持率34%と、ニューハンプシャーに続いて圧勝を収める勢いを示していた。2位はクルーズ上院議員の20%、3位はルビオ上院議員の15%だった。
ルビオ氏はニューハンプシャーで5位と苦戦したものの、サウスカロライナではヘイリー知事、スコット上院議員の支持を取り付けるなど、強力な選挙戦を展開。クルーズ氏との間で2位の座を激しく争ってきた。
世論調査の4位以下にはブッシュ元フロリダ州知事(11%)、元神経科医のカーソン氏(8%)が続いた。ニューハンプシャーで2位につけた穏健派のケーシック・オハイオ州知事は7%にとどまった。
サウスカロライナの予備選は、南部諸州などの党員集会、予備選が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」の行方を占う前哨戦と位置付けられる。共和党では1980年以降、前回を除くすべての大統領選で、サウスカロライナを制した候補者が最終的に指名を獲得している。