ユタ州はクルーズ、サンダース両氏が勝利 米大統領選
(CNN) 11月の米大統領選に向けた民主、共和両党の指名争いで22日、西部の3州で予備選、党員集会が行われ、民主党はバーニー・サンダース上院議員が2勝、共和党はテッド・クルーズ上院議員が1勝を挙げた。民主党の指名争いを優位に進めているヒラリー・クリントン前国務長官も1勝を挙げたほか、共和党トップの実業家ドナルド・トランプ氏も1勝した。
民主党候補では、サンダース氏がユタ州とアイダホ州の党員集会でそれぞれ勝利を収め2勝。クリントン氏はアリゾナ州の予備選で勝利した。
サンダース氏はユタとアイダホで2勝を挙げたが、週末に行われるワシントン州、アラスカ州、ハワイ州の3州でも善戦が見込まれており、選挙戦継続を掲げるサンダース氏にとっては追い風となりそうだ。
一方、共和党はクルーズ氏がユタ州の党員集会で勝利を収めた。ユタ州は、得票率が50%を超えた候補者が40人の代議員全員を獲得することができるが、CNNの予測ではクルーズ氏が全代議員を獲得する見通し。
アリゾナ州の予備選はトランプ氏の勝利だった。アリゾナ州の予備選は1位の候補者が全代議員を獲得する「勝者総取り」方式のため、トランプ氏が58人の全代議員を獲得する見通し。トランプ氏にとっては、指名獲得にさらに近づいた格好だ。