学校のトイレ利用、「本人が認識する性で」 オバマ政権が通達
ロレッタ・リンチ司法長官は「米国の学校には、トランスジェンダーの生徒に対する性別に基づく差別も含め、いかなる差別の余地も存在しない」と指摘。今回の通達については、学校の運営者や教師、親たちに対し、学校で嫌がらせなどからトランスジェンダーの生徒を守るために必要な手段を与えるものだとしている。
通達に法的拘束力はないが、これに従わなければ連邦政府の助成金打ち切りも辞さない意向を明確に示唆する内容となっている。
一方、ノースカロライナ州のパット・マクロリー知事は通達を批判。オバマ大統領が打ち出した措置は行政府の越権行為にあたるとして、連邦議会による問題解決を求めた。