絶滅危惧種の魚死ぬ、侵入者が生息地でらんちき騒ぎ 米
キプリノドン・ディアボリスは体長2.5センチほど。普通の魚類の生息には適さないモハベ砂漠の過酷な環境の中で、何万年も生き続けてきた種といわれる。生息環境が変わっても別の場所へ移すことはできないため、絶滅の危機にさらされている。
侵入した男は藻を踏んだりエサ場を荒らすなどしてキプリノドン・ディアボリスの生息環境を破壊した疑いが持たれている。4月から5月にかけては産卵期を迎えることから、卵が踏みつぶされた恐れもある。
調べによると、3人は散弾銃を持っていて、ウサギを撃ったり飲酒したりして1晩過ごした後にオフロード車でデビルズホールの保護フェンスに到着。フェンスを乗り越え、少なくとも10発の銃弾を撃ってゲートの施錠や防犯カメラを破壊していた。
国立公園局は、3人がオフロード車で現場に乗り付け、浅瀬を荒らす映像を公開した。
3人はいずれもネバダ州の住民で、警察は絶滅危惧種を殺した容疑や器物損壊などの容疑で立件する方針。