民主党予備選、ケンタッキー州は接戦
しかし、今年3月の対話集会で環境政策に絡み、「石炭企業をつぶす」と発言したことが、炭鉱産業の歴史を持つ同州の反感を招いた。先週敗北したウェストバージニア州予備選でも、同様の影響が出ていたとみられる。
ケンタッキー州の遊説では炭鉱労働者の苦労に敬意を表すとともに、自動車部品メーカーの労働者らに向けてオバマ政権による自動車メーカー救済の実績をアピールした。
オレゴン州の民主党予備選は郵送方式で行われた。同州ではリベラルな白人が多数を占め、サンダース氏が優勢とみられる。
ケンタッキー州では55人、オレゴン州では61人の代議員が、得票率に応じて比例配分される。CNNの推計によると、クリントン氏が16日までに獲得した代議員の総数は2243人、サンダース氏は1465人。民主党の指名獲得に必要とされる過半数のラインは2383人だ。
この日は共和党もオレゴン州で予備選を実施した。指名獲得に必要な代議員数1237人のうち、トランプ氏は1157人を獲得済み。同州には28人の代議員が割り当てられている。