保守系独立候補擁立の動き 共和党幹部は「自殺行為」と警告
ワシントン(CNN) 米大統領選で実業家のドナルド・トランプ氏が共和党からの指名獲得を確実にするなか、トランプ氏の指名に不満を持つ共和党支持者の間で第三党から保守系の候補者を擁立しようとする動きが出ていることについて、共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長は16日までに、民主党の勝利に道を開いてしまう「自殺行為」だとして警告を発した。
プリーバス委員長はFOXニュースの番組で、第三党から保守系の候補者が出れば保守票が割れて民主党が本選で勝利することを後押しすることになると指摘。そうした人々が懸念している事柄について対処するには別の方法があるとの見方を示した。
「反トランプ」の保守層のなかには、別の候補を立てようとする動きがある。
前回2012年の大統領選の共和党候補だったミット・ロムニー氏はネブラスカ州上院議員のベン・サス氏に声を掛けたという。事情に詳しい情報筋がCNNに明らかにした。