教育委が「スキニージーンズ禁止」案、生徒反発 ノースカロライナ州
(CNN) 米ノースカロライナ州ニューハノーバ郡の教育委員会が、服装規定の改訂案でスキニージーンズ規制を提案し、生徒や保護者の反発に遭っている。
改訂案では「レギンス、スキニージーンズなどの過度にぴっちりしたパンツは、上衣やワンピースによって適切な長さまで覆われない限り」規制すると規定。適切な長さとは「臀部(でんぶ)が全体において覆われる」ものと定義した。
教育委員会はこの提案についてツイッターで意見を募っている。広報によれば、改訂案は教職員からの提案を受け、「教職員の助けになる規定を探る目的で」作成したという。
学校関係者は服装規定について、「学習環境を乱しかねない事項に対し先手を打とうとしている」と述べ、服装が乱れれば、いじめを招いたり望まない注目を浴びたり生徒たちの気が散ったりすることもあると指摘する。
教育委員会幹部は、「体の大きい女子」がぴっちりした服装を理由にいじめられることもあると話した。
これに対して生徒たちは「スキニージーンズ禁止は無理。新しい服を買ってくれない限り、私たちにはそれしかないから」などと反発。スキニー禁止の対象者に男女の区別はないものの、特に女子生徒を対象した規制となるため、性差別的だという意見も生徒や保護者から寄せられた。
教育委員会はインターネットで寄せられた意見を参考に、今後の対応について話し合う方針。