銃購入時の身元調査、テロ監視対象者の9割が「合格」 米
ワシントン(CNN) 米連邦議会の政府監査院(GAO)は19日までに、米政府がテロ警戒などで監視対象に置く人物の91%が小火器購入に伴う身元背景調査で合格と判断されていた事実を盛り込んだ最新報告書を明らかにした。2015年時点の調査結果としている。
報告書はダイアン・ファインスタイン上院議員(カリフォルニア州選出)が公表したもので、これらの監視対象者による銃調達に絡む身元調査は計244回を記録し、うち223回で次段階の審査に進むことが認められたとしている。
審査を通過した91%の比率は、銃購入を望む顧客に対する米連邦捜査局(FBI)の背景調査が始まった04年2月以降、同一水準で推移しているともした。同年以降の調査件数はこれまで2477回に達し、2265件で問題がないと判断され、拒否されたのは212件だった。