クリントン氏、リード奪還 民主党大会後の世論調査
登録済み有権者のうち、本選でクリントン氏を支持する意志をすでに固めたという人は44%。トランプ氏支持を固めている人は36%だった。
トランプ陣営は共和党大会で、クリントン氏を不正直な人物と批判した。クリントン氏を「正直で信頼できる」人物と評価する人はこの前後で34%から30%に減っていたが、民主党大会を経て34%に回復した。一方、トランプ氏を同様に評価する人も35%を占めている。
クリントン氏はこのほかに「一般の国民が暮らしの中で直面する問題を把握している」(50%)、「国民を結束させることができる」(48%)などの評価でも伸びを示し、いずれもトランプ氏を上回った。
民主党大会の報道を見たり読んだりした結果、クリントン氏に投票する可能性が高まったと答えた人は、登録済み有権者の49%を占めた。逆に可能性が低くなったと感じている人は39%だった。
クリントン氏の指名受諾演説を「素晴らしかった」または「良かった」と判定した人は44%と、歴代の民主党候補に比べて低めの数字にとどまった。2008年大統領選に向けたオバマ大統領の受諾演説については、64%がこの判定を下していた。