米学生、半数が「食料不安」 大学に調達支援の動き広がる
景気は回復しているものの、大学に通うための経費は所得の伸びを上回るペースで増大し、過去5年で公立校では10%、私立校では12%上昇した。これに対して平均的な世帯の所得の伸びは7%にとどまる。
地域短期大学並びに4年制大学34校の学生3000人以上を対象に実施した調査では、直近の30日で食料不安を経験したという学生が48%に上ることが分かった。
食料不安状態にある学生のうち56%は仕事をしていると答え、半数強は公的な学資援助を、18%は民間の奨学金を受け取っていた。
「学生たちはやるべきことを全てやっているのに、それでもまだ自活できずにいる」。CUFBA共同創設者のクレア・キャディ氏は危機感を募らせている。