慈善団体「トランプ財団」を解散、利益相反回避へ
フロリダ州ウェストパームビーチ(CNN) 米国のトランプ次期大統領は24日、数週間後に迫った就任に向けて利益相反の可能性を排除するため、自身の慈善団体「トランプ財団」を解散させるとの声明を発表した。
政権移行チームによると、トランプ氏は財団の解散に向けて必要な手続きを取るよう弁護士に指示した。
ただ同財団は現在、資金集めの活動を停止していて、専任の職員もいない。ニューヨーク州では今年10月、州当局への登録手続きをしていなかったとして、寄付集めの中止を命じられていた。
ニューヨーク州当局はまた、トランプ氏が同財団の資金を私的な訴訟の和解金に流用していたとの疑惑を調べている。州司法長官の報道官は、この捜査が完了するまで財団解散の手続きはできないとの見方を示した。