トランプ氏、F35に代えFA18調達を示唆 ロッキードけん制

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35A」=米空軍

米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35A」=米空軍

シアトル(CNNMoney) ドナルド・トランプ次期米大統領は22日、短文投稿サイトのツイッターで、米国防総省が導入を進めている最新鋭戦闘機F35に代えて、より安価な戦闘攻撃機FA18「スーパーホーネット」の改良版を調達する可能性があると示唆した。

トランプ氏はこの中で、「ロッキード・マーチン社のF35の膨大なコストやコスト超過を踏まえ、同機に比肩するF18スーパーホーネットの見積もりを行うようボーイング社に要請した」と述べた。

F35は米防衛機器大手ロッキード・マーチン社が製造。一方、スーパーホーネットは同社のライバルである航空宇宙大手ボーイング社が製造している。

トランプ氏は今回のツイートに先立ち、政府の調達に直接関与する方針を相次いで示していた。今月6日には大幅なコスト超過の懸念から、大統領専用機「エアフォースワン」に使用するジェット機2機の建造をめぐるボーイング社との契約をキャンセルしたいと発言。また前日には、ボーイングとロッキード・マーチン両社の最高経営責任者(CEO)と会談していた。

F35は国防総省による単一の調達プログラムとしては過去最大。調達にかかる費用は全体で4000億ドル(約47兆円)に上ると推定されている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米大統領選2016」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]