エリー湖にセスナ機墜落か、搭乗6人不明 米
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドから同州コロンバスの空港に向かっていた小型機が交信を絶ったことが31日までに分かった。同州北部に隣接するエリー湖に墜落したとみられており、子ども3人を含む搭乗者6人が行方不明になっている。
着陸予定地だったオハイオ州立大学空港の責任者がCNNに明かしたところによれば、小型機は飲料品会社の最高経営責任者(CEO)を務めるジョン・T・フレミング氏が同空港で登録していた機体。
フレミング氏の父親は地元紙に、息子が同機を操縦していたと言及。同機が29日夜に行方不明になった際、フレミング氏は家族や友人と共に、米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズの試合を観戦した後だったという。
父親によれば、同機にはフレミング氏のほか、その妻と息子2人、隣人とその娘が乗っていた。フレミング氏は熟練のパイロットで、休日サービスとして家族や隣人らをキャバリアーズの試合に連れて行っていたという。
米国とカナダの沿岸警備隊は30日、エリー湖で同機の捜索を行ったが、報道官によれば、午後7時半の時点でこの日の捜索を打ち切ったとしている。
米沿岸警備隊のマレン大佐によると、レーダーと最後に交信した際、同機は離陸地点だったクリーブランドのバークレークフロント空港の北方約2マイル(約3.2キロ)の場所を飛行していたという。機材は双発エンジンのセスナ・サイテーション525型機。