トランプ次期政権のNSC幹部、著書に大量の盗用
(CNNMoney) 米国のトランプ次期政権の国家安全保障会議(NSC)幹部に指名されているモニカ・クローリー氏の過去の著書に大量の盗用があることが8日までに分かった。CNNの調査報道チーム「Kファイル」の調べで判明した。
クローリー氏はラジオ番組の司会者やコラムニストとして知られ、最近まで保守系のニュース専門局、FOXニュースに記事を書いていた。次期政権でNSCの戦略広報部門を率いることになっている。
同チームによると、2012年6月に出版されてベストセラーとなったクローリー氏の著書「What the (Bleep) Just Happened」に50件以上の盗用が見つかった。
FOXニュース、AP通信、米紙ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナル、米政治情報サイトのポリティコ、英BBC放送などの記事をそのまま使った文章があるほか、ほかのコラムニストやシンクタンク、オンライン百科事典ウィキペディアからの盗用もある。同書に参考文献のリストは付いていない。