「CIAを強く支持」 トランプ米大統領が本部訪問
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は就任翌日の21日、バージニア州ラングレーの中央情報局(CIA)本部を訪問した。職員らを前にしたスピーチで、トランプ氏は、CIAを強く支持していると訴えた。一方で、スピーチの中ではメディアとの対決姿勢も改めて浮き彫りになった。
トランプ氏はCIAの高官から事情説明を受ける目的で本部を訪問。殉職者を象徴する星が刻まれた玄関ロビーの壁の前でスピーチした。この日は土曜日だったが、出勤した数百人の職員が耳を傾けた。
トランプ氏は、大統領としての最初の公式訪問先にここを選んだと強調し、自分はだれよりも強くCIAを支持していると力説した。
同氏はこれまで、ロシアがサイバー攻撃で米大統領選に介入したとされる情報に疑問を呈し、歴代大統領が毎日受けてきた安全保障に関する日々の定例報告は必要ないとの意向を示すなど、情報機関とのあつれきが指摘されていたが、職員らはスピーチを温かく受け入れた。
トランプ氏はスピーチの中で、選挙演説さながらのメディア批判も展開し、テレビ局が就任式の人出を正確に伝えなかったとの見方を示した。