米ボーイスカウト、トランスジェンダーに門戸開く

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米国のボーイスカウトがトランスジェンダーの子どもの受け入れにも対応する

米国のボーイスカウトがトランスジェンダーの子どもの受け入れにも対応する

(CNN) ボーイスカウトアメリカ連盟(BSA)は30日、メンバーの加入に関する規則を見直し、心と体の性が一致しないトランスジェンダーに門戸を開く方針を明らかにした。

ボーイスカウトと幼年版のカブスカウトはこれまで出生証明書の性別で加入の可否を判定していたが、今後は本人が自覚する性別に基づいてメンバーを受け入れる。規則の変更はただちに発効するという。

BSAの報道担当者は見直しの背景として、地域社会や州ごとに性別の解釈が大きく変化していることを指摘した。

米国では近年、ガールスカウトもトランスジェンダー受け入れの方針を示すなど、さまざまな青少年団体で意識の変革が進んでいる。

ニュージャージー州では昨年、カブスカウトに参加していた8歳児がトランスジェンダーを理由に退団させられたとして抗議の声を上げていた。

BSAの責任者はこの件に直接言及しなかったものの、メンバーの性別をめぐる「非常に複雑な問題」に直面したことが見直しのきっかけになったと述べた。

BSAは3年前に同性愛のメンバーの参加を認め、2015年には同性愛者が指導者となることを禁止していた規則を廃止していた。

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