入国禁止令 司法省が上訴、連邦高裁は即時再開を認めず
しかし連邦高裁の判事は5日未明、大統領令の即時再開は認めないとの判断を下した。地裁の差し止め命令自体については、ワシントン州司法長官らに対して6日未明までに主張をまとめた文書を提出するよう言い渡し、司法省側には同日夕までにそれに回答するよう指示。これらを踏まえて改めて審理し、最終的な判断を下すとしている。
地裁の判断を受けて米国土安全保障省は4日、大統領令の施行を全面的に停止し、通常の入国手続きを再開すると発表していた。
トランプ大統領は4日、滞在先のフロリダ州で大統領令をめぐる法廷闘争について質問を受け、「こちらが勝つ。国家の安全のために勝つ」と述べていた。