ISIS支援で爆弾テロ計画の2人、有罪認める NY
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持し、米ニューヨーク市内で圧力鍋を使った爆弾テロを計画したとして訴追された同市在住の男2人が13日までに、裁判で有罪を認めた。
ニューヨーク市在住のムンテル・オマル・サレフ被告(21)とファリード・ムムニ被告(22)は2015年にシリアのISIS幹部から指示を受けてニューヨーク市内での爆弾テロを計画したとされ、テロ支援を図った罪などに問われている。
ムムニ被告は同年6月、自宅を連邦捜査局(FBI)に捜索された際、捜査官を刃物で繰り返し刺して逮捕された。捜査官は防護服を着用していて無事だったが、同被告は殺人未遂の罪にも問われ、全ての罪を認めている。
当局がサレフ被告の電子機器を捜査したところ、圧力鍋爆弾の構造や、ニューヨーク市内の観光地を調べていた形跡が見つかったという。圧力鍋は13年のボストン・マラソン爆破テロで使われていた。
サレフ被告は最長で53年、ムムニ被告は最長で85年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。量刑の言い渡しは5月16日に予定されている。
FBIニューヨーク事務所の幹部は声明で「きょうの罪状認否は、『ホームグロウン(自国育ち)』テロの脅威がニューヨークのどれほど近くに存在するかを示している」と述べた。