暴風雨が直撃、洪水などで5人死亡 米加州南部
(CNN) 米カリフォルニア州の南部が近年でも最悪の規模となる豪雨に見舞われ、20日までに5人が死亡した。
CNNの気象担当者によれば、この後20日にかけ、州北部でも50~100ミリの雨が降る見通し。一部地域の雨量は最大254ミリに達する可能性がある。
当局者は州南部での暴風雨の被害について、17日夜の時点で13万1000人が停電の影響を受けたと説明。地元電力会社によると、18日夜になっても6100人が依然として電力の供給を絶たれているという。
洪水や道路の陥没、倒木といった被害が各地で報告されている。17日には洪水による溺死や送電線の破損に起因する感電死で2人の死亡を確認。18日にも水位の下がった川から1人の遺体が見つかったほか、ぬれた路面での交通事故で2人が死亡した。
雨はこの後州北部で激しく降るとみられている。当局は18日、先ごろ放水路の損傷で決壊の危険が高まったオーロビル・ダムについて、水位が低下していることから脅威となる可能性は低いとの見解を示した。