「今日は私もムスリム」、イスラム教徒支持へ大規模集会 米
演説には発起人の1人でレコード会社デフ・ジャム・レコーディングスを創設した起業家のラッセル・シモンズ氏のほか、ユダヤ教、イスラム教、シーク教、仏教、キリスト教の各宗派、ヒンドゥー教など多様な宗教の指導者が登場し、女優のスーザン・サランドン氏やニューヨーク市のデブラシオ市長も出席した。
シモンズ氏の演説では、かつて友人だったトランプ大統領について、「彼のおかげで私たちはここに集まることができた」と述べ、テロリストとして名指しされることもあるイスラム教徒は、実際にはテロの犠牲者であり、共に過激派との戦いに加わっていると強調。「小さくて多分無知なだけの憎しみの種に水をやってはならない。私たちは愛で彼らを支えるために集まった。だから憎しみが育つことはできない」と訴えた。
ニューヨーク生まれのパレスチナ系米国人で評論家のリンダ・サーサワー氏は、第2次世界大戦中に日系人の強制収容を命じたルーズベルト元大統領の大統領令からこの日で75年目に当たると指摘し、「真に過ちを繰り返さない世代」の一員であり続けてほしいと聴衆に呼びかけた。