トランプ氏の施政方針演説、視聴者の7割が「展望明るい」
(CNN) トランプ米大統領が2月28日に行った初の議会演説は、視聴した米国民の6割近くから非常に高く評価されたことが、直後の世論調査で明らかになった。演説を聞いて米国の展望が明るいと感じた人は約70%を占めた。
CNNと調査機関ORCが実施した世論調査によると、演説が「非常に良かった」と答えた人は視聴者の57%に上った。
トランプ氏の政策が米国を良い方向へ導くとの回答は69%、同氏が示した優先順位は適切だと答えた人も3分の2近くを占めた。
調査の対象は、全米から無作為に抽出したグループのうち、24~27日の事前調査で演説を視聴するつもりだと答え、終了後の再調査に同意した509人。こうした演説を聞こうとする人はもともと語り手を支持しているケースが多いため、回答には全国民の意見が反映されているわけではない。今回の調査の回答者の中で共和党支持者が占める割合は、全国平均より約8ポイント高かった。
トランプ氏が演説で示した政策のうち、最も高く評価されたのは経済政策で、回答者の72%が「正しい方向」との見方を示した。同氏の対テロ政策は70%、税制改革は64%、移民政策は62%、医療制度改革は61%からそれぞれ同様の評価を受けた。