「人種的憎悪」 トランプ米大統領、インド人銃撃を非難
ワシントン(CNN) 米中西部カンザス州のバーでインド人技術者ら3人が銃で撃たれ死傷した事件について、トランプ米大統領は「人種的憎悪」に基づく行為との見方を示して非難した。ホワイトハウスのサンダース報道官が28日に語った。
サンダース氏はさらに、トランプ大統領は「人種または宗教に基づく全ての攻撃」を強く非難すると述べ、そのような行為は米国にふさわしくないと強調。大統領が同日夜の議会演説で事件に言及する可能性も示唆した。
同氏によれば、大統領は遺族のために祈り、負傷者の回復を願っているという。
事件ではインド人技術者2人と常連客の男性1人が撃たれ、技術者1人が死亡。アダム・ピュリントン容疑者(51)が殺人と同未遂の容疑に問われ、トランプ大統領やホワイトハウスからの厳しい対応を求める声が上がっていた。
ピュリントン容疑者が発砲前に「この国から出て行け」と叫んでいたとの目撃証言もある。通報者によると、同容疑者は犯行後、2人の「イラン人」を撃ったと話していた。
連邦捜査局(FBI)は憎悪犯罪の可能性もあるとみて詳しく調べている。