メキシコからの不法越境、40%減少 「トランプ効果」か
米税関・国境警備局の最新データによると、国境線周辺の拘束は全ての形態で減少を記録。特に家族ごとや単独の未成年者による密航の企ての落ち込みが目立ち、それぞれ66%減と55%減となった。
1月の拘束件数などは全体で約30%減り、未成年者と家族はそれぞれ約40%減だった。ただ、これらの下落幅は前年同月に比べ少なかったとしている。
米大統領選の終了後、政府はメキシコとの国境線に要員150人を追加し、拘束者の増加に対処させた。この処置が功を奏したのか、昨年10月の拘束件数は過去5年の最高水準近くまで達していた。今年2月の場合は、過去5年の最低水準近くに迫っていた。