クラブの銃乱射で16人死傷、客のけんかが発端か 米北東部
(CNN) 米北東部オハイオ州シンシナティのナイトクラブで現地時間の26日午前1時過ぎ、何者かが銃を乱射して1人が死亡、15人が負傷した。当局は目撃者から事情を聴くなどして容疑者の行方を追っているが、テロとは無関係との見方を示している。
同クラブでは入場の際に保安検査を行って客が武器を隠し持っていないかどうかチェックしている。しかし目撃者はCNNの取材に対し、クラブ内で20発ほどの銃声が聞こえたと証言した。
警察は複数の客が銃を隠し持って入店し、銃撃には複数の人物がかかわったと見て調べている。店内でのいさかいが事件の発端になった可能性もあるという。
死亡した男性はオブライアン・スパイクスさん(27)と判明。負傷者は数人が手術を受けた。
事件発生当時、店内は満員状態で、クラブの入り口前や駐車場では複数の警官が警備に当たっていた。
当時店内にいた男性はCNN系列局のWLWTに対し、DJが警戒を呼びかける声が聞こえたが、音楽は止まらなかったと証言している。
警察によると、銃声が鳴り響くと店内は大混乱に陥り、負傷者を乗り越えて避難しようとする人が殺到した。
客の多くは事件後に現場を離れており、警察は身元が判明した人から事情を聴いて捜査を進めている。
消防によると、満員状態の駐車場や、現場から立ち去ろうとする車のために、救急隊の対応にも支障が出た。