トランプ一家の要職起用、過半数が「不適切」 米世論調査
(CNN) 米国のトランプ大統領が娘のイバンカ・トランプ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏をホワイトハウスの要職に起用したことについて、有権者の過半数が「不適切」と受け止めていることが、米キニピアック大学が19日に発表した世論調査で分かった。
イバンカ氏はこのほど正式にトランプ政権入りしてホワイトハウスに執務室を構え、3月下旬に身元審査もクリアした。
キニピアック大学の調査では約53%が、「大統領の娘がホワイトハウスで要職に就くのは不適切」と回答。「適切」とした36%を大幅に上回った。
イバンカ氏の夫のクシュナー氏も米政権内で外交や内政など幅広い政策について影響力を行使している。世論調査ではこの役職についても「不適切」とする回答が約53%を占めた。「適切」は32%だった。
ただし、好感度はトランプ大統領よりも家族の方が高かった。約56%はトランプ大統領に対して「好感が持てない」と答えたのに対し、「好感が持てる」は39%にとどまっている。
一方、イバンカ氏については36%が「好感を持てる」と答え、「好感が持てない」の31%を上回った。
クシュナー氏については「好感を持てない」が32%、「好感が持てる」は15%。約半数は、意見が言えるほどクシュナー氏のことをよく知らないと答えている。
メラニア・トランプ夫人については「好感を持てる」が34%、「好感を持てない」が24%。35%は「意見なし」だった。
世論調査は全米の有権者1062人を対象に4月12~18日にかけて実施した。