前FBI長官、「トランプ政権が中傷」 会話メモ公開の経緯語る
トランプ大統領がロシアと結託していたと考えるかどうかについて尋ねられたコミー氏は、「その質問には公の場で答えるべきではないと思う」と述べ、特別検察官の捜査によって答えが出るだろうと付け加えた。
トランプ大統領との関係については、大統領の就任後間もなく、ホワイトハウスで開かれたレセプションの最中に大統領に呼ばれて、耳元で「あなたと働くことを楽しみにしている」とささやかれたと証言。国家安全保障当局者との会合後に2人だけで話をしたいと言われた時も、「何かが起きるという予感があった」と振り返った。
コミー氏は7日に発表した声明の中で、大統領が自分に対して「フリン(前大統領補佐官)から手を引いてほしい。彼はいいヤツだ。この件から手を引いてほしい」と迫ったと主張していた。
公聴会でこれについて質問されたコミー氏は、「大統領は私がそうすることを望んでいると受け止めた」と強調する一方、「私が大統領と交わした会話に捜査妨害の狙いがあったのかどうかについて、私は発言する立場にはない」とも語った。