子どもたちに迫る銃の恐怖、米で年1300人死亡 学会誌

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米国の子どもたちの銃被害について年間約1300人が死亡しているとの調査結果が出た

米国の子どもたちの銃被害について年間約1300人が死亡しているとの調査結果が出た

(CNN) 米国では毎年平均1297人の子どもが銃関連の事件や事故で死亡しているという調査結果が、19日の小児科学会誌に発表された。

研究チームは米疾病対策センター(CDC)や消費者保護安全委員会の記録を調べ、2002~14年にかけて銃関連の事件や事故で死傷した17歳以下の子どもの数を調べた。その結果、銃関連のけがを負って緊急救命室に運ばれた子どもは、年間平均で5790人に上ることが判明。うち21%は故意のない事故による負傷だった。

2002~14年の間に死亡した17歳以下の子どもの死亡原因を調べたところ、殺人が53%、自殺が38%を占め、6%は故意のない事故、3%は捜査当局による法執行または原因不明だった。

負傷者は傷害事件が71%、故意なしが21%、法執行関連または原因不明が5%を占め、3%は自傷だった。

スタンフォード大学医療センターのトーマス・ワイザー医師は、子どもが負傷した事故の一例として、シアトルの小学校で2011年に起きた事例を挙げる。

この事故では、3年生の男子児童がかばんに入れて教室に持ち込んだ保護者の銃が、かばんが床に落ちた衝撃で暴発して、別の女子児童の腹部を銃弾が直撃した。女子児童は病院に運ばれ、一命はとりとめた。

9歳の男の子が誕生日に拳銃をプレゼントされ、庭で遊んでいた6歳の弟を撃ってしまった事故も起きている。銃で死傷する子どもは男の子の方が圧倒的に多く、死者の82%、負傷者の約84%を占めていた。

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