トランプ氏の仕事ぶり、「支持」36%に低下 世論調査
(CNN) トランプ米大統領の仕事ぶりを支持する米国人は全体の36%にとどまっていることが、最新の世論調査で分かった。ロシアによる米大統領選介入疑惑への対応に不満を示す声が目立っている。
米CBSテレビが15~18日、全米の成人1117人を無作為に抽出し、固定電話と携帯電話の両方を使って調査を実施。20日に結果を発表した。
それによると、ロシア疑惑をめぐる捜査へのトランプ氏の対応が原因で同氏への評価が下がったと答えた人は、全体の3分の1を占めている。ロシア疑惑捜査への対応を支持しないとの回答は63%に達し、経済問題やテロへの対応に比べて特に評価が低いことが分かった。
ロシア疑惑を担当しているマラー特別検察官については、公正な捜査ができると確信し、トランプ氏はその妨害を図るべきではないとする声が、過半数の56%を占めた。
ただしトランプ氏を支持するグループでは、ロシア疑惑は重大な問題ではないとの見方が強かった。このグループはトランプ氏が歴代大統領に比べて厳しい批判にさらされていると感じ、そのためになおさら同氏への支持を強めていることがうかがえる。
前回4月後半の調査では、トランプ大統領の支持率は41%だった。
またCBSによる別の調査では、共和党が提示する医療保険制度改革(オバマケア)の代替案について幅広い議論を望む人が73%、代替案をよく把握できていないと感じている人は76%を占めた。代替案は自分にとってマイナスになると答えた人は、プラスになると答えた人の2倍に達している。