刃物男が警官を襲撃、テロ事件として捜査 米空港
(CNN) 米ミシガン州フリントのビショップ国際空港で21日、警官が男に刃物で刺される事件があり、米連邦捜査局(FBI)がテロ事件として捜査に乗り出した。空港は利用者らを一時的に避難させていたが、同日午後には営業を再開した。
当局は現場の空港でカナダ出身のアモール・フトゥーイ容疑者(50)を暴行容疑で拘束し、警官を刺した疑いで取り調べている。
FBIによると、フトゥーイ容疑者は16日にカナダからニューヨーク州経由で合法的に米国に入国し、21日にビショップ国際空港に到着。トイレに入って出てくると、空港ターミナルで刃物を抜いて、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら警官の首を刺した。
同容疑者は警官に取り押さえられると、なぜ自分を殺さないのかと尋ねたとされる。
襲撃された警官のジェフ・ネビルさんは、21日現在、容体は安定しているという。
司法当局は、警官を狙った犯行とみて捜査している。フトゥーイ容疑者は米国とカナダの間を何度も行き来していたとみられ、カナダ政府は捜査に全面的に協力すると表明した。