特別検察官の解任阻止へ、超党派の動き加速 ロシア介入疑惑

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トランプ氏(左)によるマラー特別検察官(右)の直接解任を防ぐ導入案が提示された

トランプ氏(左)によるマラー特別検察官(右)の直接解任を防ぐ導入案が提示された

ワシントン(CNN) ロシアの米大統領選介入疑惑で、捜査を進めるマラー特別検察官がトランプ大統領から解任されるのを防ごうと、超党派での動きが加速している。

共和党のトム・ティリス上院議員と民主党のクリス・クーンズ上院議員は3日、大統領が特別検察官を直接解任することを禁じる措置の導入案を示した。5月に任命されたマラー氏にも適用される。

また、同案では上院の承認を得た司法長官だけが特別検察官を解任できるとも規定し、司法長官経由での解任も実質的に閉ざす。

トランプ大統領はセッションズ司法長官がロシア疑惑の捜査から身を引いた件で、同氏を激しく非難。新たな司法長官を任命し、マラー特別検察官を解任させるのではないかとの臆測が広がっている。

ティリス氏はCNNの番組で、大統領が特別検察官を解任する権限を維持するとしても、司法手続きの裏打ちを確保したいと発言。また、セッションズ長官を「素晴らしい仕事をしている」として評価した。

仮に超党派での提案が議会を通過し、大統領が拒否権を発動した場合は、議会が拒否権を覆す動きを見せるだろうとも述べた。

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