トランプ大統領、弁護団入れ替えへ 広報担当は辞任
(CNN) ロシアの米大統領選介入疑惑でマラー特別検察官による捜査が本格化するのを前に、トランプ米大統領が自身の弁護団を入れ替える意向であることが20日、わかった。
トランプ大統領は前日付の米紙ニューヨーク・タイムズで、マラー検察官には広範な利益相反があると主張。トランプ氏一家の財務状況に対する調査は不適切だとも警告し、捜査官をけん制していた。
情報筋によると、弁護団の入れ替えは以前から検討されていた。トランプ氏の個人弁護士を長く務め、ロシア疑惑でもチームを率いてきたマーク・カソウィッツ氏の役割は縮小する見込み。カソウィッツ氏の処遇は、事案の対応がワシントン中心へと移り、チームをまとめるという同氏の主要な仕事を終えたためとの見方もある。
政府高官によると、弁護団の広報担当を務めてきたマーク・カラーロ氏は辞任した。
この数週間、ホワイトハウスと弁護団は緊張が高まっていた。トランプ氏は弁護団がロシア疑惑の捜査への対応で十分な仕事をしていないと不満を募らせていた。
一方、情報筋によると、弁護団はロシア疑惑の捜査に関する大統領のツイッター上の発言やホワイトハウスの対応に不満を持っていた。