アフガン駐留米軍、実際は1万1千人 公表より数千人増
(CNN) 米国防総省は30日、アフガニスタン駐留米軍の兵力の規模がこれまで公表していた8400人より約2600人多い約1万1000人であることを明らかにした。
人数算定の方法を変えた結果とし、従軍が半年以下など短期駐留の兵士などが改めて含められた。マティス国防長官が、算定方法の単純化やアフガン軍事作戦への米世論の理解向上を求め実勢を反映する数字の公表を指示したという。
米国防総省のホワイト報道官は、イラクやシリアで活動する米軍兵士の人数の算定方法についても検討中とした。ただ、アフガンと異なり、イラク政府は駐留米軍の規模の公表などについて神経質になっており、複雑な問題ともなっている。
アフガン駐留米軍についてトランプ大統領は先週、増派の方針を発表。その数は数千人規模とされる。1万1000人との人数はこの増派分とは別になっている。
アフガン駐留米軍の主要任務は2つあり、北大西洋条約機構(NATO)有志連合軍に加わる形でのアフガン軍の訓練、助言役やテロ掃討作戦の遂行となっている。