米大使館への「音響攻撃」、直近は先月発生 キューバ
(CNN) 米国務省は3日までに、キューバの首都ハバナにある米大使館への「音響攻撃」の問題に触れ、直近の攻撃は先月に発生していたことを明らかにした。
国務省のナウアート報道官は、この攻撃で体調の異変を被った米政府職員は少なくとも19人に増えたことを確認したと述べた。これまでは少なくとも16人としていた。同報道官は先月下旬、2016年末から始まった攻撃はやんだとみられると語っていた。
外交関連職員の団体によると、外交官らが被った健康障害は軽度外傷性脳損傷、恒久的な聴力損失などを含む。複数の米政府筋は先月、CNNの取材に米外交官2人が攻撃にさらされて長期的な聴力損失の被害を受け、キューバでの職務復帰が出来ないでいると明らかにしていた。
この中で米政府は、首都ワシントンのキューバ大使館に所属する外交官2人を強制出国させる措置を講じていた。今回の攻撃の動機などは不明。米連邦捜査局(FBI)などが調べている。