トランプ政権、不法移民の救済措置を撤廃 80万人に影響

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DACA撤廃への批判でオバマ前大統領も異例の声明

DACA撤廃への批判でオバマ前大統領も異例の声明

トランプ氏はDACA対象者に「大きな愛情」を持っているとも強調。議会に対し、対象者を救済する代替措置の整備を求めた。

DACAは2年ごとに更新が可能だった。今後6カ月のうちに期限を迎える対象者は、1カ月以内に申請すればあと1回は更新できる。議会が救済措置を取らないと仮定した場合、2019年8月までに62万人余りが資格を失って不法移民として扱われ、強制送還の対象になる可能性もある。

オバマ前大統領はDACA撤廃の発表を受け、この動きを批判する異例の声明を出した。

オバマ氏は声明で、「米国民が移民問題全般に関してどのような懸念や不満を抱いていようと、この若者たちの将来を脅かすべきではない。かれらが入国したのは自分たちのせいではないし、現在脅威を及ぼしたり、国民から何かを奪ったりしているわけではない」と指摘した。

さらに「子どものソフトボールチームにいるあのピッチャー、地元で災害が起きた時に駆け付ける緊急対応要員、自分にチャンスを与えてくれた国のために軍服を着たいと一心に願う士官候補生。かれらを追放しても失業率は下がらず、だれかの税金が減ったり賃金が上がったりすることはない」と訴えた。

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