トランプ氏、「壊滅状態」のプエルトリコ訪問へ 来月3日
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は26日、ハリケーン「マリア」で壊滅的な被害を受けた米自治領プエルトリコを来月3日に訪問する意向を示した。
トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で、現地で続く救援、復旧作業を考慮するとこれが最も早い日程になると説明した。
同氏は「プエルトリコ出身の知人が大勢いる。素晴らしい人々だ。私たちが助けなければならない」「今朝読んだ情報では、文字通りの壊滅状態にあるとも言われている」と語った。
さらに「プエルトリコのインフラはご存じのとおり、ハリケーン前からひどい状態だったが、そのインフラが全滅してしまったケースも多い。ほとんどゼロからのスタートだ」との認識を示した。3日には米領バージン諸島の被災地にも立ち寄る可能性があると述べた。
トランプ氏はこの後、ホワイトハウスを訪れたスペインのラホイ首相との共同会見でも、プエルトリコへの対応に言及。連邦政府は軍を派遣するなど、支援に全力を尽くしていると述べた。
米国内では先月から大型ハリケーンの被害が相次いでいるが、「米国民の決意」が砕かれることはないと強調。テキサス州を襲った「ハービー」やフロリダ州の「イルマ」への対応では最上級の評価を受けたと述べ、「プエルトリコでもそうなるだろう。ただプエルトリコは、とても大きな海の真ん中に浮かぶ島だという違いがある」と指摘した。