米国民の71%、政治的分断はベトナム戦争以来「最悪」
ワシントン(CNN) トランプ政権の発足後、党派対立の先鋭化が進むなど米国の政情が危険なまでの最悪の状態にあるとの認識を米国民の71%が抱いていることが新たな世論調査結果で28日わかった。
調査は米紙ワシントン・ポストとメリーランド大学が共同実施した。この認識を持つ回答者の過半数は現状は暫定的なものではなく新たな常態化と受け止めていた。約70%は分裂状態は少なくともベトナム戦争時代と同様に深刻との危機感を表明した。
米政治が機能不全状態に陥っていることについて51%はその責任の多くはトランプ大統領にあるとした。
他の原因については金権政治が65%、富裕層の献金が56%、極端な意見を保持する者が56%。共和党と民主党がそれぞれ38%と32%で、連邦議会議員が47%だった。メディアとソーシャルメディアに大きな罪があるとしたのは49%ずつだった。
米国の民主主義が機能していることを誇りに思うとしたのは63%。ただ、ポスト紙は今回調査に関する記事で、過去の同様調査と比べこの比率は低くなっていると報道。誇りを感じないとした比率は2014年の18%が今回調査では36%に倍増したと伝えた。