カリフォルニアで銃乱射、4人死亡 小学校などで
(CNN) 米カリフォルニア州北部のテハマ郡で14日、男が小学校など計7カ所以上で銃を乱射し、少なくとも4人が死亡した。容疑者は警察に射殺された。
地元保安官の補佐官によると、容疑者の男は単独犯とみられる。同日朝に家庭内での争いから始まり、小学校を襲って銃を乱射した後、車を乗っ取って走行しながらさらに発砲。路上で警察と銃撃戦になり、撃たれて死亡した。
小学校では少なくとも1人の児童が撃たれた。また、車で子どもたちを送ってきた母親が突然撃たれ、命にかかわる重傷で入院した。周辺の病院では計10人が治療を受けているという。
連邦捜査局(FBI)と、アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)、州の高速警備隊が捜査を開始したが、容疑者の動機は明らかになっていない。被害者らと容疑者のつながりは見つからず、無差別の犯行だったとの見方が強い。
容疑者は事前に捜査当局と連絡を取っていたとされるが、詳細は不明。犯行に使われたとみられる半自動式のライフル銃1丁とけん銃2丁が押収された。
ブラウン知事は「学校の児童まで巻き込んだ暴力の知らせに心を痛めている」と述べ、犠牲者の遺族らに弔意を示した。