米海軍輸送機墜落、不明の3人の捜索打ち切り
(CNN) 米海軍は23日に声明を出し、沖縄南東沖のフィリピン海に同軍輸送機が墜落した事故について、行方不明となっていた3人の捜索・救助活動を打ち切ったと発表した。
海軍兵士として搭乗していた3人の氏名は、近親者への通知が済むまで公表されない。
事故を起こしたのは海軍の輸送機「C2Aグレイハウンド」で、日本時間の22日午後2時45分ごろ、沖縄南東沖およそ500カイリ(約930キロ)の地点で海上に墜落した。
乗客乗員11人のうち8人は救助されて空母「ロナルド・レーガン」に乗艦した。体調は良好だという。
不明となった3人の捜索は米海軍と海上自衛隊の艦船、ヘリコプター部隊などが1000平方カイリ(約3400平方キロ)近い範囲を対象に行った。
輸送機は岩国基地から乗客や荷物を乗せて、空母へ向かう途中だった。墜落した際の空母からの距離は不明。
東アジアを管轄する海軍第7艦隊では、今年に入って艦船が商船などと衝突する事故が相次ぎ、17人の死者を出している。