米海軍輸送機が沖縄南東沖で墜落、3人不明 エンジン不調か
(CNN) 米海軍の輸送機が22日午後、沖縄南東沖のフィリピン海に墜落し、3人が行方不明になった。東アジアの海上では今年に入り、海軍第7艦隊に関連する事故が相次いでいる。
海軍の発表によると、乗客乗員11人が搭乗していた海軍の輸送機「C2Aグレイハウンド」は日本時間の午後2時45分ごろ、沖縄南東沖およそ500カイリの地点で海上に墜落した。
8人は救助されて空母「ロナルド・レーガン」に乗艦し、体調は良好だという。行方不明になった3人については日米の船舶や航空機が捜索を続けている。
輸送機は岩国基地から乗客や荷物を乗せて、空母へ向かう途中だった。空母からの距離は不明。
海軍第7艦隊は当初、現時点で墜落原因は不明としていたが、小野寺防衛相は22日、記者団に対し「アメリカ軍からはエンジンの不調が原因ではないかという連絡を受けている」と語った。
東アジアを管轄する海軍第7艦隊では、今年に入って相次いだ事故で17人の死者を出している。
シンガポール沖で駆逐艦「ジョン・マケイン」が商船と衝突して米兵10人が死亡した事故では、8月に第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官が解任された。