米少年を拘束、行方不明の祖母の車で1600キロ移動
(CNN) 米南部フロリダ州に住んでいた少年(15)と祖母(53)が行方不明となり、祖母とみられる遺体が家の裏庭から見つかった事件で、当局は26日までに、約1600キロ離れたカナダ国境付近で祖母の車を運転していた少年を拘束したと明らかにした。
当局によると、少年は祖母の車両を盗み出した疑いで24日夜に拘束された。米税関・国境警備局(USCBP)によれば、ニューヨーク州バッファローとカナダ側を結ぶ橋の上でUターンしたところを発見された。
警察は22日に少年の父親から通報を受け、少年と祖母の行方を捜していた。父親はこの日に旅先から帰ったが、空港で迎えるはずだった少年と祖母が現れず、自宅へ戻ると金庫から複数の銃が盗み出されていたという。
警察によると、ペンシルベニア州で少年の姿を見たという情報も入っていた。
裏庭で見つかった遺体は、当局が検視結果を待って身元を確認する。
フロリダ州ジャクソンビルの捜査当局者は24日の拘束に先立ち、「少年に事情を聴いて家で何が起きたのかを尋ねる必要がある」と話していた。