北朝鮮ICBM、米到達の脅威にまだ至らず 国防長官

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米国のマティス国防長官

米国のマティス国防長官

(CNN) マティス米国防長官は15日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の現在の飛行能力などに触れ、米国大陸部に到達するほどの脅威には至っていないと判断していることを明らかにした。

米国防総省で一部の記者団に述べた。「今年11月に発射されたICBM『火星(ファソン)15』は米国にとっての脅威に直ちになるような能力はいまだ示していない」と述べた。その上で、火星15発射に伴う科学的調査を続けているとし、その完了までにはまだ時間がかかるとも語った。

マティス長官の今回の発言は、火星15の米国を直撃出来る能力やICBM実戦配備に必要な全ての技術的な課題を北朝鮮が克服したことを疑問視する専門家の見方と合致するものともなっている。

長官は11月の発射時、北朝鮮は世界のどこでも標的に出来るミサイルの研究や開発に従事していることを明示したと指摘。世界や地域の平和、疑いなく米国を脅かす弾道ミサイルの脅威をもたらす努力の継続を意味するとも述べていた。

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